生後3週間を過ぎたあたりから、子犬は少しずつ母乳以外の食べ物に興味を示しはじめます。とはいえ、まだ消化器官は未熟で、大人の犬と同じカリカリをそのまま与えるわけにはいきません。離乳食期は、子犬の一生の体づくりを左右する大切な時期。ここでつまずくと、下痢や食欲不振、偏食につながってしまうこともあります。
この記事では、はじめて子犬を迎えた方にもわかりやすく、離乳食の進め方・ふやかし方・月齢ごとの食事量、そして子犬の体に合わせて選びたいドッグフードまでをまとめました。「何をどう食べさせたらいいかわからない」という不安に寄り添える内容になればうれしいです。
子犬の離乳食はいつから?月齢別の目安
子犬の食事ステップは、おおまかに次のように進みます。
| 月齢 | 食事の状態 | ポイント |
|---|---|---|
| 〜3週齢 | 母乳・ミルクのみ | 母犬と一緒の時期 |
| 3〜4週齢 | 離乳食スタート | ふやかしフードをペースト状に |
| 5〜7週齢 | 離乳食メイン | 少しずつ固さを残す |
| 8〜12週齢 | パピーフードへ移行 | ふやかしを徐々に減らす |
| 3〜12ヶ月 | パピーフード | 月齢に応じて回数調整 |
生後3〜4週齢で離乳食を始め、8週齢頃にパピーフードへ移行していくのが一般的な流れです。ただし犬種や個体差で前後するので、子犬の食いつき・うんちの状態・体重の増え方を見ながら焦らず進めましょう。
離乳食の作り方とふやかし方
離乳食といっても、特別なメニューを手作りする必要はありません。子犬用のドッグフードをぬるま湯でふやかすだけでOKです。
- パピー対応のドライフードを小皿に入れる
- 人肌程度(35〜40℃)のぬるま湯をフードがしっかり浸る量だけ注ぐ
- 10〜15分置き、芯までふやけたらフォークでつぶす
- 月齢が進んだら、つぶす回数を減らして粒感を残していく
熱湯はNGです。フードに含まれる脂質や栄養素が壊れてしまい、せっかくの栄養が落ちてしまいます。また、牛乳でふやかすのも避けましょう。子犬は乳糖を分解しにくく、お腹をこわす原因になります。
ふやかしたフードは雑菌が繁殖しやすいので、食べ残しは必ずその都度処分してください。
1日の食事回数と量の目安
子犬は一度にたくさん食べられないため、回数を分けて少量ずつ与えます。
- 〜3ヶ月齢:1日4〜5回
- 4〜6ヶ月齢:1日3回
- 7ヶ月齢以降:1日2回
量は袋に記載の給与量を基準に、子犬の体格やうんちの状態で微調整します。便がゆるければ少し減らし、痩せ気味なら少し増やす。体重を週1回くらい量って、緩やかに増えていれば順調です。
離乳食〜パピー期に選びたいドッグフードの条件
離乳期の子犬には、次のような特徴のフードを選んであげたいところです。
- 動物性タンパク質がしっかり含まれている
- 粒が小さく、ふやかしやすい
- 着色料・香料など余計な添加物が少ない
- 全年齢対応(オールステージ)またはパピー対応
以下、愛犬家からの評価が高く、離乳期〜パピー期に取り入れやすい4つのフードを紹介します。
全犬種・全年齢対応で迷ったときの定番「モグワン」
モグワンドッグフードは、チキンとサーモンを中心に動物性タンパク質を50%以上配合したオールステージ対応のフードです。粒は小さめでふやかしやすく、香りが立つので食いつきの面でも離乳期の子犬に向いています。「成犬になっても同じフードを続けたい」という方にも選びやすい一袋です。
小型犬の子犬には「ミシュワン小型犬用」
チワワ・トイプードル・マルチーズなどの小型犬を迎えた方には、ミシュワン小型犬用がおすすめです。あごの小さな子犬でも食べやすい小粒設計で、関節サポート成分の緑イ貝も含まれています。全年齢対応なので、離乳期から成犬期まで切り替えなしで続けられるのもうれしいポイントです。
グレインフリーで食材にこだわるなら「カナガン」
穀物にアレルギーが心配な家庭には、カナガンドッグフードのようなグレインフリーフードが選択肢になります。香料・着色料不使用で、全犬種・全年齢に対応。粒もそこまで大きくないので、ふやかして与えれば離乳期の子犬にも対応できます。
中〜大型犬の子犬にはたっぷりサイズの「ネルソンズ」
ゴールデンレトリバーやラブラドール、柴犬など中〜大型犬の子犬は食べる量も多くなります。ネルソンズドッグフードはチキン50%以上のグレインフリー、5kgの大容量パックで体格の大きい子犬にも与えやすい一袋です。粒は中粒なので、離乳期はしっかりふやかして使いましょう。
離乳期にやりがちな注意点
- 人間の食べ物を分け与えない(塩分・玉ねぎ・チョコレートなど)
- フードを急に切り替えない(1週間ほどかけて少しずつ混ぜる)
- 食べ残しを放置しない(特にふやかしフードは傷みやすい)
- 体重が増えないからとサプリで補わない(基本はフードと水)
小さな違和感を放置せず、いつもと違うと感じたらかかりつけの動物病院に相談してください。
