犬の外耳炎が気になる時のドッグフードおすすめ

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お悩み別 犬の外耳炎が気になる時のドッグフードおすすめ

愛犬が後ろ足でしきりに耳をかいたり、頭をブルブルと振る回数が増えたり。飼い主さんにとって、耳まわりのトラブルは「またこの季節が来たな」と身構えてしまう悩みのひとつではないでしょうか。特に垂れ耳の子や、湿気の多い時期を過ごす子では、繰り返し気になるという声をよく耳にします。

この記事では、耳のコンディションが気になるときに、毎日のドッグフードをどんな視点で見直せるかを整理していきます。原材料の読み方や、切り替えのときに気をつけたいことなど、今日から実践できる内容を中心にまとめました。

まずは動物病院で相談を、そのうえで食事を整える

最初にお伝えしておきたいのは、耳の中がどうなっているかは外から見ただけでは判断できない、ということです。においやかき方が気になるなら、自己判断せずにかかりつけの動物病院で診てもらうのが一番の近道になります。

そのうえで、飼い主さんが毎日のなかでできることのひとつが「食事という土台を整える」という視点です。フードを変えれば耳の悩みがなくなる、といった単純な話ではありませんが、体をつくる材料を見直すことは、日々のコンディションを考えるうえで意味のある取り組みだと考えています。この記事も、あくまで「食事の選び方」として読んでいただければと思います。

耳と食事が結びつけて語られる理由

耳のトラブルとドッグフードの話がセットで語られるのには、いくつか背景があります。

耳の内側の皮膚は、体表の皮膚とつながっている

意外と見落とされがちですが、耳の中の皮膚は全身の皮膚と地続きです。だからこそ、皮膚や被毛のコンディションを気にする飼い主さんが、同じ発想で耳まわりも気にかけるようになります。スキンケアを意識したフード選びと、考え方の軸はほとんど同じだと思ってよいでしょう。

食物アレルギーが背景にあるケースが語られる

特定の食材が体質に合わない子では、皮膚や耳のまわりに変化が出ることがあると言われています。もちろん、原因を特定できるのは獣医師の診察を通してですが、「どの食材を食べているか」を飼い主さんが把握しておくことは、相談する際にも役立ちます。原材料表示が細かく書かれているフードほど、この点で扱いやすくなります。

脂質の量と質

脂質は皮膚や被毛のコンディションを語るうえで欠かせない栄養素です。多ければいいというものではなく、どんな脂を、どのくらい摂っているかというバランスの話になります。オイリーになりやすい子と、乾燥しやすい子では、選ぶべきフードの傾向も変わってきます。

ドッグフード選びで見ておきたい4つのポイント

1. タンパク源が具体的に書かれているか

パッケージ裏の原材料欄を見て、「肉類」「家禽ミール」といったあいまいな表記ではなく、「チキン生肉」「サーモン」のように何の肉か特定できるフードを選びましょう。体質に合わない食材の見当をつけたいとき、材料がはっきりしていないと比較のしようがないからです。

特定のタンパク源が続いているなら、別の食材を主原料にしたフードを試してみるのも選択肢のひとつ。チキン中心のフードが続いていた子なら、魚を主役にしたレシピに切り替えて様子を見る、といった具合です。

2. 脂質の「質」に目を向ける

粗脂肪の数字だけでなく、どんな油脂が使われているかを確認します。サーモンオイルや亜麻仁油のようにオメガ3系脂肪酸を含む原材料が入っているかは、皮膚や被毛を気にする飼い主さんがよくチェックするポイントです。

一方で、脂質が高すぎるフードは体重管理の面で負担になることもあります。運動量が少なめの子や、シニア期に入った子は、粗脂肪の数値もあわせて見ておくと安心です。

3. 穀物や添加物の扱いを確認する

グレインフリーが必ずしも万能というわけではありませんが、小麦やとうもろこしが体質に合わない子がいるのも事実です。これまで穀物入りのフードを続けてきたなら、グレインフリーのレシピを候補に入れてみるのもよいでしょう。

あわせて、香料や着色料が使われていないかもチェックポイント。着色料は犬にとって必要なものではなく、人の目を楽しませるための成分です。シンプルな配合のフードを選んでおくほうが、原材料を追いやすくなります。

4. 無理なく続けられるかどうか

どれだけ内容がよくても、価格や粒の大きさが合わなければ続きません。小型犬なら粒サイズ、多頭飼いや大型犬なら容量あたりのコストが現実的な判断材料になります。フードは数日で結論が出るものではないので、数ヶ月続けられるかどうかを基準に選んでください。

候補になるフードのタイプを比較する

耳や皮膚まわりを気にする飼い主さんがよく候補に挙げるフードを、タイプ別に並べてみました。

フード主なタンパク源特徴向いている犬
カナガンチキングレインフリー、動物性タンパク中心、香料・着色料不使用全犬種・全年齢。まず基準にしたい一本
モグワンチキン&サーモン / マグロ&白身魚動物性タンパク50%以上、レシピが2種類から選べるチキン以外のタンパク源も試したい子
ミシュワン小型犬用馬肉・鶏肉ほか緑イ貝配合、小粒設計小型犬、粒の大きさが気になる子
ネルソンズチキンチキン50%以上、5kgの大容量中〜大型犬、コスト重視の家庭

たとえば、原材料をシンプルに保ちながら動物性タンパクをしっかり摂らせたいという方針なら、香料・着色料を使わず全犬種・全年齢に対応するカナガンのようなグレインフリーフードが比較の基準になります。ここを基準に、他のフードの原材料と見比べていくと判断がしやすくなります。

チキン系のフードが長く続いていて、そろそろタンパク源を変えてみたいという場合は、モグワンのようにチキン&サーモンとマグロ&白身魚の2種類からレシピを選べるフードが扱いやすいでしょう。魚由来のタンパクに切り替えたいときの選択肢として覚えておくと便利です。

小型犬で粒の大きさや関節まわりも一緒に気にかけたいなら、緑イ貝と馬肉を配合したミシュワン小型犬用のように、小粒設計のフードも候補に入ります。中〜大型犬で消費量が多い家庭では、5kgの大容量で用意されているネルソンズのようなフードのほうが、続けやすさの面で現実的かもしれません。

切り替えは1〜2週間かけてゆっくりと

フードを変えると決めたら、いきなり全量を入れ替えないでください。おなかがゆるくなって、せっかくの見直しが途中で終わってしまうことがあります。

目安としては、最初の3日ほどは新しいフードを1〜2割だけ混ぜ、問題がなければ少しずつ比率を上げて、1〜2週間かけて完全に切り替えるイメージです。切り替え中は、便の状態、かゆがる頻度、食いつきをメモに残しておくと、後から振り返るときに役立ちます。スマホのメモアプリに日付と一言だけでも十分です。

また、フードを変えると同時におやつも変えてしまうと、何が影響したのかわからなくなります。変える要素はひとつずつ、というのが基本の進め方です。

食事以外に見直しておきたいこと

フードだけに答えを求めすぎないことも大切です。シャンプーや水遊びのあとに耳まわりがしっかり乾いているか、寝床の湿度が高くなっていないか、といった生活環境も、日々のコンディションに関わってきます。

耳のお手入れの方法や頻度については、自己流で進めるより、かかりつけの獣医師に一度聞いておくほうが安心です。犬種や耳の形によって適切なやり方は変わりますし、良かれと思ってやったことが負担になることもあります。

まとめ

耳まわりが気になるときのフード選びは、「これを食べれば大丈夫」という正解を探す作業ではなく、体をつくる材料を一つひとつ確認していく作業です。タンパク源が特定できるか、脂質の質はどうか、余計な添加物が入っていないか。この3点を押さえるだけでも、候補はかなり絞り込めます。

そして何より、気になる症状があるなら動物病院で相談すること。そのうえで、毎日の食事を無理なく続けられる形に整えていく。この二本立てで考えるのが、愛犬にとっても飼い主さんにとっても現実的なアプローチだと思います。

よくある質問

ドッグフードを変えれば耳の悩みはなくなりますか?
フードの変更で耳の状態がどうなるかを断定することはできません。耳の中の状態は外から見て判断できないため、気になる症状があるときは動物病院で相談してください。フードの見直しは、あくまで日々の体づくりの土台を整えるための取り組みとして考えるのが現実的です。
グレインフリーのフードを選んだほうがいいですか?
すべての犬にグレインフリーが必要というわけではありません。ただ、小麦やとうもろこしが体質に合わない子もいるため、これまで穀物入りのフードを続けてきたなら候補に入れて比べてみる価値はあります。大切なのは穀物の有無だけでなく、タンパク源や脂質のバランスも含めて全体で判断することです。
フードを切り替えて、どのくらい様子を見ればいいですか?
皮膚や被毛のコンディションは入れ替わりに時間がかかるため、数日で結論を出すのは難しいと言われています。切り替えに1〜2週間、その後の様子を見る期間も含めて、少なくとも1〜2ヶ月は同じフードを続けてから判断するとよいでしょう。その間、便の状態やかゆがる頻度をメモしておくと振り返りやすくなります。
おやつはそのまま続けても大丈夫ですか?
フードを変えるタイミングでおやつも一緒に変えてしまうと、どちらの影響なのかわからなくなります。切り替え期間中はおやつを普段どおりにするか、いったん量を控えめにして、変える要素をひとつに絞るのがおすすめです。原材料が書かれていないおやつは、この機会に見直してみてもよいかもしれません。