チワワとミニチュアダックスフンドから生まれたミックス犬「チワックス」。つぶらな瞳に胴長短足のシルエットという、両親のいいとこ取りをしたような愛らしさで、ここ数年とても人気が高まっています。
ただ、わが家にチワックスを迎えた友人からよく聞くのが「フード選びが意外と難しい」という声。チワワの繊細さとダックスの体型的な特徴をあわせ持つからこそ、どちらの犬種を基準に選べばいいのか迷ってしまうんですよね。
この記事では、チワックスの体の特徴をふまえたドッグフードの選び方と、実際に選ばれている人気フードを愛犬家目線でご紹介します。
チワックスってどんな体つき?フード選びの前に知っておきたいこと
チワックスは体重2〜5kgほどの小型犬で、見た目や体格には個体差が大きいのが特徴です。チワワ寄りの華奢な子もいれば、ダックス寄りのしっかりした胴長体型の子もいます。
フード選びで特に意識しておきたいのは、次の3つの傾向です。
- 胴長短足の体型 — ダックス譲りの長い胴は、腰や関節に負担がかかりやすい体のつくりです。体重管理と関節サポートは若いうちから意識しておきたいポイント。
- 小さな口とあご — チワワ譲りの小さな口では、大粒のフードは食べづらく、丸飲みや食べ残しの原因になることも。
- 食が細い・偏食気味の子が多い — 小型犬全般に言えることですが、チワックスも「昨日まで食べていたのに急に食べない」というムラ食いの相談が多い犬種です。
つまりチワックスのフード選びは、「関節ケア」「小粒」「食いつき」の3点を軸に考えると失敗しにくくなります。
チワックスのドッグフード選び 4つのポイント
(1) 関節・腰をサポートする成分が入っているか
胴長体型のチワックスにとって、腰まわりのケアは一生もののテーマです。グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸といった関節サポート成分が配合されたフードなら、毎日の食事でコツコツとケアを続けられます。
最近は緑イ貝(ミドリイガイ)を配合したフードも注目されています。緑イ貝はグルコサミンやコンドロイチンを含む食材で、たとえば小型犬向けに設計されたミシュワン小型犬用のように、緑イ貝を取り入れているフードは胴長体型の子と相性が良い選択肢だと感じます。
(2) 小さな口でも食べやすい小粒設計か
チワックスのあごの力や口の大きさを考えると、粒の直径は1cm以下の小粒タイプが安心です。粒が大きいと噛まずに丸飲みしてしまい、消化に負担がかかったり、食べること自体を面倒がったりする原因になります。
パッケージの表記だけでなく、実際の粒の写真や口コミで粒サイズを確認してから選ぶのがおすすめです。
(3) 良質な動物性タンパク質が主原料か
腰への負担を減らすには、体を支える筋肉をしっかり維持することも大切です。そのためには、原材料表示の最初にチキンやサーモンなどの動物性タンパク源が記載されているフードを選びたいところ。
たとえばモグワンはチキンとサーモンで動物性タンパク50%以上、カナガンもグレインフリーで香料・着色料不使用と、タンパク質の質を重視する飼い主さんに選ばれています。
(4) 体重管理しやすいカロリー・脂質か
胴長のチワックスは、体重が増えるとその分だけ腰への負担が大きくなります。おやつを含めた1日の摂取カロリーを把握し、脂質やカロリーが控えめ〜標準的なフードで適正体重をキープしましょう。避妊・去勢後は太りやすくなる子も多いので、体型の変化に合わせた給餌量の見直しも忘れずに。
チワックスに人気のドッグフード比較表
| フード名 | 対象 | 主原料 | 特徴 | チワックスとの相性 |
|---|---|---|---|---|
| ミシュワン小型犬用 | 小型犬 | 馬肉・鶏肉 | 緑イ貝配合で関節ケア、小粒設計 | 胴長体型の関節ケアに◎ |
| モグワン | 全犬種 | チキン&サーモン | 動物性タンパク50%以上、手作り風レシピ | 食いつき重視の子に◎ |
| カナガン | 全犬種・全年齢 | チキン | グレインフリー、香料・着色料不使用 | 穀物が気になる子に◎ |
| ネルソンズ | 中〜大型犬 | チキン | チキン50%以上、5kg大容量 | 大きめの同居犬がいる家庭向け |
それぞれ簡単に補足します。
ミシュワン小型犬用は、関節ケア成分の緑イ貝に加えて馬肉を配合し、小型犬の口に合わせた小粒設計になっているのが特徴。「関節・小粒・食いつき」というチワックスのフード選びの3つの軸をバランス良く満たしてくれるので、迷ったらまず候補に入れたい一袋です。
モグワンは、偏食気味の子の「食いつき対策」として名前が挙がることの多いフード。チキンとサーモンの香りに反応する子が多い印象です。
カナガンは全犬種・全年齢対応なので、子犬期から同じフードで育てたい方や、穀物アレルギーが気になる方に向いています。
なお、ネルソンズは中〜大型犬向けの設計なのでチワックス単体には粒が大きめですが、大きめのわんちゃんと多頭飼いしているご家庭なら、同居犬用として大容量でコスパ良く使える選択肢です。
フードを切り替えるときの注意点
新しいフードに変えるときは、いきなり全量を切り替えるのではなく、今のフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら、7〜10日ほどかけて移行しましょう。目安は「初日1割→3日目3割→5日目5割→7日目7割→10日目全量」くらいのペースです。
チワックスはお腹が繊細な子も多いので、切り替え中はうんちの状態をよく観察してあげてください。ゆるくなるようなら移行ペースを落として、体を慣らしながら進めるのがコツです。
よくある質問
Q. チワックスの1日の食事量はどれくらい?
体重や年齢、運動量によって変わりますが、体重3kg前後の成犬なら1日50〜70g程度が目安になることが多いです。まずはフードのパッケージに記載された給餌量表を基準にして、体型(ウエストのくびれや肋骨の触れ具合)を見ながら微調整しましょう。
Q. チワワ用やダックス用のフードをチワックスに与えてもいい?
基本的には問題ありません。どちらも小型犬向けの小粒設計が多いためです。ただ、チワックスは胴長体型を受け継いでいる子が多いので、ダックス向けフードに多い「関節ケア成分配合」のものを選ぶと、体型的な特徴に合わせやすいと思います。
Q. 食いつきが悪いときはどうすればいい?
まずはフードを人肌程度のぬるま湯でふやかして香りを立たせる方法が手軽でおすすめです。それでも食べない場合は、トッピングを少量加えたり、フード自体を嗜好性の高いものに見直したりしてみましょう。急に食欲が落ちて元気もない場合は、早めにかかりつけの獣医師に相談してくださいね。
Q. 子犬のチワックスはいつから成犬用フードに切り替える?
小型犬は生後10〜12ヶ月頃に成犬の体格に近づくことが多く、このタイミングで切り替えるのが一般的です。カナガンのような全年齢対応フードなら、切り替えの手間なく子犬期から使い続けられるというメリットもあります。
まとめ:チワックスのフードは「関節・小粒・食いつき」で選ぼう
チワックスのドッグフード選びのポイントをおさらいします。
- 胴長体型だからこそ、緑イ貝やグルコサミンなどの関節サポート成分を意識する
- 小さな口に合わせた小粒設計を選ぶ
- 筋肉を維持する良質な動物性タンパク質が主原料のものを
- 腰に負担をかけないよう適正体重のキープを最優先に
愛犬の体質や好みはそれぞれなので、まずは今の愛犬の体型・食べ方をよく観察して、合いそうなフードから試してみてください。毎日のごはんが、チワックスの元気な足腰と長い健康寿命につながりますように。
