ビションフリーゼを迎えてしばらくすると、目の下の毛が茶色く染まってきた——そんな経験をお持ちの方は少なくないと思います。真っ白でふわふわな毛並みが魅力のビションフリーゼだからこそ、涙やけのステインはひときわ目立ちますよね。
実は、フード選びを見直すことで涙やけや皮膚の状態が改善するケースがあります。今回は、ビションフリーゼの体質的な特徴を踏まえながら、フードを選ぶときのポイントとおすすめの4商品をご紹介します。
ビションフリーゼが涙やけ・皮膚トラブルになりやすい理由
白い被毛だから、どうしても目立つ
涙やけ自体は多くの犬に起こる自然な現象です。涙に含まれる「ポルフィリン」という成分が光に当たって酸化すると、赤茶色に変色します。ビションフリーゼの場合、真っ白な被毛がその色を鮮明に映し出すため、他の犬種よりもステインが目立ちやすいのです。
食物アレルギーを起こしやすい体質
ビションフリーゼは、食物アレルギーや皮膚の過敏反応が出やすい犬種として知られています。小麦・大豆・人工添加物などが引き金になることがあり、それが皮膚のかゆみや炎症、さらには涙の分泌量増加につながることも。
目の構造的な要因もある
ビションフリーゼは目が大きく、涙点(涙の排出口)が小さいため、涙が目の外にあふれやすい構造になっています。フードだけで完全に解決できるわけではありませんが、炎症を抑えたり涙の量を減らしたりすることで、症状を和らげることは十分期待できます。
フードを選ぶときに見るべき5つのポイント
① グレインフリー(穀物不使用)かどうか
小麦やコーンが原因でアレルギー症状が出る犬には、グレインフリーフードが有効なケースがあります。ただし「グレインフリーがすべての犬に必要」というわけではなく、犬によっては米やいもが合うこともあります。まず原材料をシンプルにして様子を見るのが一つの考え方です。
② 人工添加物・合成保存料が入っていないか
合成保存料(BHA・BHT・エトキシキンなど)や人工着色料は、皮膚トラブルの一因になることがあると言われています。成分表示を確認し、できるだけ自然な原材料のフードを選びましょう。
③ タンパク源の品質と明確さ
「肉粉」「副産物」など加工品由来の原料よりも、「チキン」「サーモン」「馬肉」のように具体的な肉の名前が成分表の上位に記載されているフードが理想的です。消化吸収が良く、被毛の健康に必要なアミノ酸を効率よく摂れます。
④ オメガ3脂肪酸が含まれているか
サーモンオイルや亜麻仁油などに含まれるオメガ3脂肪酸は、皮膚の炎症を抑えたり、被毛のツヤを保つのに役立つとされています。成分欄に「サーモンオイル」「フラックスシード」などが入っているフードは、皮膚ケアの観点でもプラスになります。
⑤ 小型犬・小粒タイプかどうか
ビションフリーゼは体重4〜6kg前後の小型犬。大きすぎる粒は噛みにくく、消化にも影響することがあります。小型犬専用に設計されたものや、小粒タイプのフードを選ぶと食いつきも安定します。
おすすめドッグフード4選
1. カナガン|グレインフリー・着色料不使用で成分にこだわりたい方に
原材料の筆頭がチキンで、穀物・香料・着色料をすべて不使用としているカナガンは、食材の透明性を重視したいと考える飼い主さんから選ばれているフードです。全犬種・全年齢対応なので、家に複数の犬がいる場合も使いやすく、はじめてグレインフリーフードに切り替えるときの入門としても向いています。着色料や合成香料が入っていないため、アレルギーが気になるビションフリーゼにも検討しやすい一品です。
2. モグワン|サーモン配合でオメガ3脂肪酸も同時に摂れる
動物性タンパク質を50%以上配合し、チキン&サーモンまたはマグロ&白身魚の2種類から選べるモグワンは、サーモン配合フレーバーを選ぶことでオメガ3脂肪酸も一緒に摂れます。皮膚や被毛の健康ケアを意識するなら、まずサーモン入りのフレーバーを試してみるのもよいと思います。全犬種対応で消化にも優しいと言われており、フード切り替え時のお腹の乱れが比較的少ないフードとして知られています。
3. ミシュワン小型犬用|小粒設計で食べやすさと関節ケアも
馬肉配合・緑イ貝入りで、小型犬専用に設計されたミシュワンは、関節と被毛の両方にアプローチできる構成になっています。粒が小さく噛みやすい設計のため、口が小さいビションフリーゼにも向いています。シニア期に近づいてきた小型犬に、体の内側からケアしたいと考える方にも選ばれているフードです。
4. ネルソンズ|チキン50%以上・大容量タイプで続けやすい
チキンを50%以上配合したグレインフリーフードのネルソンズは、5kgの大容量タイプなので継続して与えやすいのが特徴。穀物を避けながらしっかりとした動物性タンパクを摂らせたい方や、コストを抑えながら質の高いフードを探している方に向いています。
4選の比較表
| フード名 | 対象 | グレインフリー | タンパク源 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| カナガン | 全犬種・全年齢 | ✓ | チキン | 着色料・香料不使用 |
| モグワン | 全犬種 | ✓ | チキン&サーモン / マグロ&白身魚 | 動物性タンパク50%以上、2フレーバー選択可 |
| ミシュワン | 小型犬専用 | ✓ | 馬肉 | 緑イ貝配合・小粒設計・関節ケア |
| ネルソンズ | 全犬種 | ✓ | チキン50%以上 | 大容量5kg・高タンパク |
フードを切り替えるときの注意点
新しいフードに切り替えるときは、1〜2週間かけて徐々に移行するのが基本です。最初は旧フード9:新フード1の比率から始め、数日ごとに新フードの割合を少しずつ増やしていきます。お腹が緩くなったり、食いつきが急に落ちたりした場合は、ペースをゆっくりにして様子を見てあげましょう。
また、涙やけの改善を期待する場合、フードの効果が出るまでには1〜2ヶ月かかることがほとんどです。すぐに変化が出なくても、焦らず続けて観察することが大切です。
Q. ビションフリーゼの涙やけはフードを変えれば必ず改善しますか?
フードが涙やけの一因となっている場合は改善が期待できますが、目の構造や遺伝的な要因も絡む場合があるため、フード変更だけで完全になくなるとは限りません。まずは1〜2ヶ月試して変化を観察し、改善が見られない場合は獣医師に相談してみてください。
Q. グレインフリーのフードはビションフリーゼ全般に向いていますか?
すべての子に必ずしも必要というわけではありません。穀物アレルギーがある子には有効なケースが多いですが、米やさつまいもが合う子もいます。まず成分がシンプルで原材料が明確なフードから試してみるのがおすすめです。
Q. ビションフリーゼの成犬に必要な1日の食事量の目安は?
体重や運動量によって異なりますが、4〜6kgの成犬であれば1日100〜150g程度が目安になることが多いです。各フードのパッケージに記載されている給与量表を参考にしながら、肋骨が触れるか・お腹にくびれがあるかを確認して調整してみてください。
Q. 子犬のうちからグレインフリーフードを与えても大丈夫ですか?
全年齢対応と記載されているグレインフリーフードであれば問題なく与えられます。カナガンやモグワンは全年齢対応なので、成長期から継続して使い続けることができます。
